Mac を新しくしたら必ず最初にやる設定まとめ(2015年版 / OS X Yosemite 版)

新しい iMac を買って、久しぶりに Mac の初期設定をしました。

以前書いたこれと重複するところもたくさんあるんだけど

状況や用語が変わってるとこも多いので最新版をまとめます。

もちろんデフォルトのままつかっちゃダメなわけじゃなくて、自分好みに染めるための設定。

初回起動時

最初に OS が起動するときに求められる設定。環境によって違うかもしれないけど、手元では以下のとおり。

  • 地域を選択する。
    日本などが出てこなかったら “Show All” にチェックを入れる。
  • キーボードのレイアウトを選ぶ。
  • Wi-Fi ネットワークを選択してパスワードを入れる。
  • 別の Mac や Time Machine などから設定を引き継ぐかどうか決める。
    まっさらな状態から始めたいので引き継がないことにしました。
  • Apple ID でサインイン。
    後からできるし必要なければしなくていいけど、特に普段 iOS を使ってる人はこれやっとくと便利かも。
  • 利用規約に同意する。
  • Mac 上のアカウントを作成する。
    Apple ID を使う場合はその情報が最初から入るけど、ログイン名を変えたいときなどは “Use my iCloud account to log in” のチェックを外して自分で入れる。
  • iCloud Keychain を使うかどうか決める。
    Mac のキーチェーンアクセスの情報を iCloud で同期する機能。
  • 診断と利用状況をアップルに送信するかどうか決める。

以上で Mac OS が起動します。

まずは OS のアップデート

工場出荷時から Mac OS が更新されているかもしれないので、まずは OS のアップデートを行います。

左上のリンゴマークから「この Mac について」を選んで「ソフトウェア・アップデート」を押すか、App Store を起動して “Updates” を選ぶ。

アップデートが来てたらここに出ます。あったら “UPDATE ALL” を押す。再起動を求められる場合あり。

ちょうどこのとき Mac OS 10.10.2 のアップデートが来てた。Wi-Fi 接続が切れることがあったんだけど、これが修正されたもよう。

以下、システム環境設定の項目ごとに。

セキュリティとプライバシー

一般

  • 「スリープとスクリーンセーバーの解除にパスワードを要求」にチェック。
  • 「開始後」を「すぐに」にする。

FileVault

ディスクを暗号化してくれる FileVault を有効にします。

以前の記事のときはホームフォルダを暗号化するやつだったんだけど、OS X Lion で実装された FileVault2 からは、ディスク全体が暗号化されるようになりました。

  1. 「システム環境設定」を開く。
  2. 「セキュリティとプライバシー」にある「FileVault」タブをクリック。
  3. 「FileVault を入にする」ボタンをクリック。
  4. 万一の際にロックを解除する方法を選ぶ。iCloud アカウントを使うか、復旧キーを発行するか。
  5. 指示に従って再起動。

これでわるいひとに Mac を盗まれても、ログインパスワードか復旧キーがないとデータを読み出せなくなります。iMac 盗むのなかなか大変だと思うけど。

ファイアウォール

「ファイアウォールを入にする」を押す。

「入にする」って何て読むの。

Dock

できるだけ Dock が邪魔にならないように。

アプリケーションを外す

まずは最初から入っているアプリケーションを Dock から外す。アプリケーションは Spotlight から開くのでここにはいらない。ぜんぶ整理します。

Dock にあるアイコンをつまんで Dock の外に捨てればいいんだけど、今の Mac OS では Dock から出して少し待つ必要があります。アイコンをドラッグして “削除” という文字が出たら離す。

なお、Finder とゴミ箱は外せません。

Dock の表示

システム環境設定の “Dock” で。

  • 画面上の位置: 左
  • Dock を自動的に隠す/表示: オン
  • 「サイズ」は適当に小さくする。

Mission Control

実は Mission Control はあまり使ってないんだけど、ここにあるホットコーナー機能を設定。

  1. システム環境設定の Mission Control を開く。
  2. 下にある「ホットコーナー」のボタンを押す。
  3. 左上のコーナーに「スクリーンセーバーを開始する」または「ディスプレイをスリープさせる」を指定する。

これをやる理由はこちらです。

言語と地域

  • 「週の始まりの曜日」を「月曜日」に。
  • 「時刻の書式」の「24時間表示」にチェック。

Spotlight

Mac OS の主要言語を日本語などにしていると Spotlight のショートカットキーがオリジナルと違うものになっちゃうので戻す。

  • 「Spotlight 検索のキーボードショートカット」を「⌘ スペース」に
  • 「Finder 検索ウィンドウのキーボードショートカット」を「⌥⌘ スペース」に

詳細はこちら。

キーボード

  • 「キーのリピート」を最速にする。
  • 「リピート入力までの時間」を最短にする。
  • 「F1、F2 などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」にチェックを入れる。
    デフォルトではファンクションキーを押すとボリュームや輝度の調整など、Mac のコントロールができるんだけど、日本語入力でカタカナ変換したり開発ツールで機能を呼び出したりするのに使うことの方が多いので通常のファンクションキーとして使う設定にします。もとの Mac コントロール機能を使いたいときは fn キーと一緒に押せばいい。
  • 「修飾キー」ボタンを押して、Caps Lock キーを Control キーにする。
    Caps Lock あまり使わないのと、このキーの位置に Control があると何かと便利なので。

ショートカット

「フルキーボードアクセス」を「すべてのコントロール」にする。

デフォルト設定だと、Tab キーを押してもチェックボックスやラジオボタンにフォーカスが移らないのでめんどくさい。

US 配列のキーボードで英数/かな切り替え

US 配列のキーボードには、当然 英数 / かな のキーがありません。

そこで Karabiner (旧 KeyRemap4MacBook) を使います。

Mac のキーボードをカスタマイズしてくれる、それはそれは便利なツール。

これを起動して、検索欄に “Japanese” とでも入れると日本語入力用の設定項目が出てきます。

「左右のコマンドキー(⌘)を「英数/かな」としても使う」のいずれかにチェック。手元では「コマンドキーの動作を優先モード v1」にしてます。

この設定をうると、右コマンドキーを

  • 他のキーと一緒に押したらコマンドキーとして
  • 単独で押したらかなキーとして

機能するようにしてくれます。これは賢い。

同様に、Commad_L は英数キーになる。

これで「US キーボードを使いたいけど日本語もスムーズに使いたい問題」は解決です。

なお、こういう OS 全体にわたるコントロールのツールを使うときには「アクセシビリティ」の設定が必要になります。

設定項目が見つからなくて悩ましいときはこちらをどうぞ。

トラックパッド

  • 「タップでクリックをオンにする。
    トラックパッドをぐいっと押し込んでクリックするのがどうしても苦手です。これがなぜデフォルトでオンになってないのか理解に苦しむ。
  • 「スクロールとズーム」の「スクロールの方向:ナチュラル」のチェックを外す。これどうしても慣れない。
  • 「その他のジェスチャ」の「ページ間をスワイプ」を「3 本指でスワイプ」にする。好みの問題です。

共有

「コンピュータ名」に任意の名前をつける。

最初から名前ついてるけど、ネットワーク上ではこの名前で識別されるのでわかりやすくてはずかしくないものを。

Time Machine

Time Machine は自動で何もかもバックアップしてくれて、好きなファイルやフォルダを好きな時点の状態に戻せるのでたいへん便利ですね。使わない手はない。

  1. バックアップディスクを選択する。
  2. 「バックアップを暗号化」にチェックを入れる。
  3. 「ディスクを使用」ボタンを押す。

あとはほっとけば勝手にやってくれます。

Finder

これはシステム環境設定じゃなくて、Finder 上でやります。

  • メニューバーの「表示」で「パスバーを表示」を選ぶ。
    Finder の下部に、ルートから現在のフォルダまでのパスを表示させるやつ。
  • command + , で環境設定を開いて「新規 Finder ウィンドウで次を表示」を自分のホームフォルダにする。
    慣れの問題かもしれないけど、デフォルトの「マイファイル」っていうやつ使ったことがありません。
  • 「サイドバー」にある不要なもののチェックを外す。
    前述の「マイファイル」と「アプリケーション」「デスクトップ」「ダウンロード」も全部キーボードショートカットで開くのでいらない。

設定はひとまずここまで

まだ設定したいことはあるんだけど、ここから必要なアプリケーションを入れて Dropbox でファイルの同期などをしたいので、初期設定編はひとまずここまで。

アプリケーションのインストール方法もここ数年でだいぶ変わってて、一括インストールなんかもだいぶ楽ちんになったのでまた別途メモ書きます。

これで新しい MacBook Air が出ても大丈夫だ。さあいつでもこい。

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