炒りたての、挽きたての、淹れたて

コーヒーの専門家と仲良くして
いろいろと教えてもらっていた時期がある。
美味しいコーヒーの条件は３つ。
・炒りたてであること。
・挽きたてであること。
・淹れたてであること。
いわゆる「３たて」だ。
コーヒー豆は
生豆の状態ならかなり長持ちする。
人によって言うことは違うが、
師匠によると
２～３年は大丈夫だそうだ。
ところが、焙煎によって引き出される風味は
あっという間に劣化してしまう。
常温で数日、
冷凍しても1週間程度だろうか。
特に挽いてしまうと、
空気に触れる面積が遙かに広くなってしまうので
数時間でダメになる。
されに液体に抽出してしまうと
香りはどんどん逃げていく。
だから家庭で美味しいコーヒーを飲むには
次のことに気をつけるといい。
・できるだけ商品の回転が速い自家焙煎の店で
　新鮮な豆を買うこと。
・お店で挽いてもらうのではなく、
　豆で買って帰って
　淹れる直前に自分で挽くこと。
・必要な量だけ淹れるようにして、
　淹れたらすぐ飲むこと。
ただ、
２番目と３番目はできるとしても
「新鮮な豆がほしいからといって
　そういつもいつもコーヒーショップに行くわけにはいかない」
という場合もあるだろう。
そんな場合は簡単な解決方法がある。
自分で焙煎すればいい。
（続く）