できていたことができなくなるのは、最初からできないのより悲しい

若い頃はできてたのに、とかそういうやつではなくて、ウェブサービスの話。

yabmin というサービスをやっています。
メールで完結する Twitter クライアント。

これを書いている時点の登録ユーザー数が22,000ぐらいで、
そのうち85%ほどがケータイのキャリアメールで使われています。

ちゃんと届いてた(と思われる)

キャリアメールは迷惑メールフィルタが厳しいかと思ってたんだけど
これまで「届かない」というご連絡をいただいたことはほとんどありません。

実際に何もしなくても届いていたのか、
登録しようとしたら届かなかったから
yabm.in からのメールをホワイトリストに入れてくださったのか
それはわかりませんけど、ともかく yabmin からの通知メールは
ユーザーの元にだいたい届いていたと思います。

急に届かなくなった

ところが、先週末ぐらいから
「通知メールが届かなくなった」というご連絡を何件ももらいました。
特に何の変更もしていないので、こちら側の不具合だとは考えにくい。

お使いの方からお話を聞いているうちに、
どうも届かなくなったのは
au のキャリアメールをお使いの方ばかりだとわかりました。

ああこれは au 側で弾かれてるやつだ、ということで
yabm.in からのメールを許可リストに入れてもらうことで
全ての方の問題が解決。

au の迷惑メールフィルタはシマンテックの判定情報を使っているようなので
そちらの何らかの条件にひっかかるようになったんでしょうね。

まあ悪いのは yabmin でも au でもシマンテックでもなく
迷惑メールを配信する輩が諸悪の根源なんだけど、
ともかくこれは困ったことです。

最初から届かないんならまだよかった

yabmin からのメールが最初からフィルタにかかってたんなら
まだよかったんですよこれ。
それなら、新規ユーザーは登録時のメールが届かない時点で
許可リストに追加するか諦めるかのどちらかでしょうから。

ところがそれまで何の問題もなく届いていたものが急に届かなくなると
ユーザーからは「yabmin からメールが来なくなった」としか見えませんね。
フィルタの閾値が変わったんだろうから許可リストに入れよう、
という発想になる人は少ないんじゃないでしょうか。

フィルタを提供する方はそんなもんいちいち知りませんね。
だからボヤいても仕方ないんだけど、
ともかくそういうこともあるよね、というお話です。

まあボヤいてるんですけどね。

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