「LINE を入れてから懐かしい友達と連絡を取るように」なる人とならない人の違い

LINE というサービスを使う友達が増えてきたので入れてみた。

iOS や Android に LINE のアプリケーションを入れると
端末の電話帳に番号が入っている他のユーザーと繋がって
テキストメッセージや音声通話ができるようになるので
身近な友達と気軽に連絡がとれてなかなか便利みたい。

これを使った感想として
「LINE を入れてから、懐かしい友達と連絡を取るようになった」
というのを何人かから聞いたんだけど、
それがよくわからなかった。

LINE でやりとりして遊んでいる相手は
結局日常的にやりとりしてる人ばかりで
懐かしい友達とはつながってない。
いや、友達がいないわけではありませんよ決して。

この違いはなんだろう、と思ったんだけど
もしかすると世代の問題なのかもしれない。

LINE でつながるということは
少なくとも一方の携帯端末に相手の電話番号が入っているということ。
LINE 用の ID を教えてもらって追加することはできるものの
番号を知らない者同士が自動でつながることはない。

要するに「懐かしい友達」と共に過ごした頃、
おそらく学生時代であることが多いと思うんだけど、
その頃に携帯電話を持っていたかどうかで大きく違うと思う。

残念ながら
学生時代にはまだ携帯電話を持っている人はほとんどいなかったので
当然その頃お互いの携帯番号を交換することもなかった。
だからずっと連絡を取っていない友達の番号が端末に入っていることもない。

LINE にはその人たちを見つける術がない。

逆に、その頃から「みんな携帯を持っていた」世代なら
友達とのコミュニケーションは携帯の存在を前提としていただろうし
当時の友達の携帯番号はだいたい知っていただろうし
何らかの理由で意図的に削除したのでなければ
今でも手元の端末にその人たちの番号が入っているだろう。

LINE は懐かしい友達を見つけてきて、リストに追加してくれる。

気軽にメッセージを送れるアプリケーションなので、
ふと見つけた友達に「やあ元気?」などと声をかければ
そこから親交が再開するかもしれない。

個人的な感覚では、この点に関する大きな境目は
1985年生まれあたりにあると思ってるんだけどどうでしょうか。
物心ついたときには日常の中に携帯があった世代。

携帯やネットが「やって来た」世代と「最初からあった」世代には
この点においても大きな差がある。
こういったツールを通じて友人と再会したことで
人生の大きな転機を迎えたという人もいるんじゃないかな。

結論を言うと、
寂しなかなか面白いツールだと思うので
昔からの友達でこれを見てる人がいたら入れてみてください。

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