サウナを嗜む話

サウナが好きでちょくちょく行きます。

ここらで「こんなふうに楽しんでます」というのを書いてみようと思いました。雑記ね。

なお言うまでもないとは思いますがこれとは異なる楽しみ方を否定するものでは決してありません。

「ととのう」というもの

今やサウナについて語られた記事で「ととのう」という表現が出てこないことが珍しいほどになりましたね。

ただ、漫画やドラマやエッセイなんかで描かれる「パキーン!ピシャーン!ととのったー!」というのと少し異なる感覚を得ているような気がします。あの描写は大好きなんですけど。

サウナと水風呂と休憩でなんだか心地良くなって、自分の中の乱れていた何かが安らかなところに落ち着いてゆく感じがします。帰り道ではいつも心穏やか。

もしこれをそれと呼ぶのであれば「ととのった」ということになると思います。そうじゃないのなら、それとは異なる何かなのでしょう。

テレビ

サウナ室にテレビはない方が好きです。ない方が好きというより、できるだけない施設を選んで行ってる。

そもそもそういうものから解放されたくて行ってるというところもあるしな。

温度と湿度

これいろんなスタイルがありますよね。

カラッカラに乾いた100℃超えのサウナ室もあれば、部屋の壁がどこにあるのかもわからないほどの蒸気で満たされたスチームサウナもある。

それぞれ良さがあると思うんだけど、好みを言うと80℃ぐらいでそこそこ湿度があるのが好きです。

最近はセルフロウリュできるところが増えてきててありがたい。

テレビの話に通じるところがあるんだけど、あまり賑やかじゃない方がいい。できれば無音か、音があるにしても歌詞のない穏やかな音楽あるいは環境音なんかが小さくかかってるくらいが好きです。

あとはサウナストーンが焼ける音やロウリュの水が蒸発する音を楽しみたい。

サウナ室ではあんまりものを考えないようにしたいんですけど、周りの人たちの会話が耳に入ってくると思考の世界に引き戻されるからちょっと苦手です。

水風呂

水風呂がぬるいと少し残念な気持ちになり、かといって低ければ低いほどいいというものでもなく、これにも適温というものがありますね。

「シングル(水温が10℃未満)最高」という人もけっこういると思うんですけど、そしてたまにはいい刺激になると思うんですけど、それしかないとちとつらい。

とはいえ「これくらいでいいんだよ」と感じる温度が少しずつ下がってきているような気もします。エスカレートするのか。

身体にいいのか

サウナが身体の健康に良いのかどうかについてはいろんな立場の人がないろんな話をされてますが、どうなのか知りません。

そもそも身体に良いと思って入ってるわけじゃない。

気持ちいいから入ってるだけです。少なくとも心には良い。あまりに良すぎて依存してしまいそうなのが気にはなりますが。

マナー

マナーという言葉は乱用するとありもしない「失礼」を生み出してしまうことにもなりかねないから気をつけたいものですが、ここでは「お互いに気持ち良く利用するための心遣い」という意味で使います。

このあたりは言うまでもないということでいいですか。

  • 浴槽やサウナ室へ入る前に身を清める
  • サウナ室から出たら水風呂の前にまず汗を濯ぐ
  • 私物を放置しない
  • 必要以上に大きな声で話さない
  • その他するなと言われていることをしない

「言うまでもない」というほどではないかもしれないけど、できるとよりよいな、と思うのがこれです。

  • 扉は控えめに開いて、素早く出入りする

気分が盛り上がったら勢いよく出入りしたくもなろうというものですけど、それで室温が下がってしまうと中に居る人が少し悲しむと思うんです。

誰かと行く

実はつい先日まで誰かと一緒にサウナに行くというのをやったことがありませんでした。

誰かと一緒の旅やキャンプやドライブでお風呂屋さんに寄ってそこでサウナに入ることはあっても、連れだってサウナへ行ったことはなかった。

たまたま機会がなかったということもありますけど、サウナは自分と向き合う場所であって、人といったところでなあ、とも思ってました。上記の会話の件もありますし。

ただ、先日声をかけてもらって数名で行ってみて少し印象が変わりました。あれはあれでいいものだ。

入るタイミングも出るタイミングも人それぞれだから結局中では別行動なんだけど、でも向かっている間のうきうきする気持ちや、入れ違いざまに何となく目線でする会話、後で一緒にご飯を食べながらどうでもいい話をする時間はとてもよい。

また行きましょう。

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