新社会人におすすめ!人間関係で悩む前に読んでおきたい一冊の本

「おすすめの本ないですか」と聞かれることがあるけど、興味関心も考え方も状況も100人いれば100通りありますから、すべての人に無条件でお勧めというのはなかなか難しいですね。そもそもそんなエラそうに本を語れるほど読んでないし。

ただ、この時期 新たに社会へ出た人に贈るものとしてどうしても一冊選べと言われたら、これを選ぶかもな、と思います。

人を動かす 新装版人を動かす 新装版
デール カーネギー (著)

あまりに有名な本なので今さら挙げるのもどうかとは思うんだけど、特に新しい環境で新しい人たちとつきあうことになる人には、もしまだだったら一読しておくことをお勧めしたいなと思います。

日本語のタイトルは『人を動かす』になってるけど、原題は How Win Friends and Influence People なので少し雰囲気が違う気がします。

「人を動かす」方法というより「どうやったら人が喜んで動いてくれるか」だと思った方が近いんじゃないかな。

特に仕事に関わる人間関係のトラブルの多くは誰かが誰かの期待どおりに行動しないところから来るんじゃないかと思うんだけど、そもそも人がそのように動くと思うのが間違いですね。

よほどの強制力を使うのでなければ人を「動かす」ことはできない。でも人に「動きたい」と思ってもらうことは、ほんの少しの心遣いでできる。

人は他人からやれと言われたようにやるのが大嫌いで、自分がしたいと思うことをするのが大好きなので、いったん「そうしたい」と思えば、あとは勝手にそうしてくれる。

ではそれにはどのような考え方が必要か、というのがこの本のエッセンスではないかと思います。

新社会人の誰かが読んでくれているという想定で言いますけど、人との関係に恵まれていればもう半分くらい仕事はうまくいったようなものだと思います。そのための参考になればいいな、と思って書いてみました。

ただし、そこにお世辞やおべっかが入り込む余地はありませんから、それをやってしまわないように気をつけましょう。

そもそもあなたのおべんちゃらで良い気分になってしまうような人に取り入ってどうしますか。

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