青いライオンのどの部分に金を払うか

大事なのはエンブレムそのものではないけれど。

人間万事塞翁が馬: ブルーライオン

実は、プジョーはその昔、
「のこぎりの刃」 のメーカーだった。
その刃の切れ味を評して

「獲物に飛びかかるライオンの強靱な身体と歯」

だから、あのエンブレムは、のこぎりの刃をイメージさせるものであった

「一番高いのが、このエンブレムなんだよな」

シトロエンはもともと歯車を作る会社で、
そのエンブレムは山形歯車をもとにデザインされている。
メルセデス・ベンツのエンブレムが
3方向にとんがっているのは
「陸」「海」「空」のそれぞれで頂点に立つ、という意味。
BMW (Bayerische Motoren Werke: バイエルン エンジン工場) はもともと
航空機のエンジンを作る会社で、
エンブレムの青い部分が空
白い部分が雲
中の十字がプロペラを示している。
それぞれのメーカーに
語り尽くせないほどの物語があり、
そこにある歴史や理念や主張や願いを象徴するのが
エンブレムの役割だ。
プジョー車の価値が
車そのものにあることは間違いないが、
それでも価格の一部が
ブルーライオン(に象徴される物語)に支払われていることも
また事実だろう。
わが社でもそれらしいエンブレムと
もっともらしいストーリーをでっちあげてみようかな。

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2 Responses to “青いライオンのどの部分に金を払うか”

  • 2006/09/11 02:24

    こんばんわ☆
    会社の歴史の話とか、成り立ちの話とかは
    製品・成果物の「雰囲気」として体現されるものだと思います。多分、ライオンの現す「雰囲気」にやられてしまったのです。
    ところで、記事に関係ない話で恐縮ですが、
    マスナガさんのblogへのリンクを私のブログのリンクに貼ってもよろしいでしょうか?
    よろしくお願い致します。

  • 2006/09/11 07:36

    > ★One-Peaceさん
    機能や性能を一通り確認したあとで最終的に購入を決定させるのは「雰囲気」ですね。
    そして、その雰囲気と「この車に乗っている自分の姿」を重ね合わせてみて、それを好ましいと感じたとき、人は契約書に印をつくのでしょう。
    もはや理屈ではありませんね。私も今の車は一目惚れしてその場で決めました。
    リンクはもちろんOKです。ご自由に貼ってください。