クリエイター側から見た著作権の新しい考え方

「共有会議」で著作権のことが話題になり、
江島さんが著作権について書いていたので
それに関連して。
自分の著作物を勝手に利用されたくない著作権者は
“All Rights Reserved.(全ての著作権は留保されています)”
と書くことがある。
「無断複写・転載を禁じます」
という意味だ。
しかし逆に、
自分の作品について
「無断でも何でもいいから、
 いろんなところで紹介してほしい
」
と考えるクリエイターも多くいる。
自分の作品を
できるだけ多くの人と共有したいからだ。
ただ、著作権を完全に放棄するわけでもない。
もともと誰の作品なのかは
はっきりさせておきたい
。
ここで出てくるのが、
“Some Rights Reserved.(著作権の一部は留保されています)”
という発想。
つまり、
「この作品の著作権は自分のものだけど、
 複製・転載する権利は(条件付きで)開放します。
」
ということだ。
このような場合に
いちいちその旨を記述するのはやっかいだし、
著作権にからむ法律は複雑に入り組んでいて
どう書けばいいのかわからない。
こういったクリエイター達のために登場したのが
「クリエイティブ・コモンズ」だ。
これはもともとアメリカで生まれた非営利団体で、
自分の作品を他の人たちと共有したいクリエイターの
手助けをしている。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスにおける
複製・転載の主な条件は、
原著作者のクレジットを表示すること。
ごく簡単に言えば、
「作品の出所をちゃんと書いとけ」
ということ。
「この人の頭ん中」の記事にしても、
「こんなことが書いてあったよ。」
と紹介していただくのは
もちろん大歓迎。
まあ要するに
「常識的にやってね」
という程度だ。

追記:
こんなこと書いといて何だけど、
ちと思うところがあり
コモンズ章をいったん外し中。
整理ついたらまた何か書きます。(2006/08/09)

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14 Responses to “クリエイター側から見た著作権の新しい考え方”

  • 2006/05/23 22:13

    ほぉ~。
    >著作権の一部は留保されています
    ってのもあるんだぁ。。
    勉強になります。
    ・・実はずっと1番下にあるこのマーク
    何だろ?って、気になってたんですよね。(笑)

  • 2006/05/24 00:29

     クリエイティブ・コモンズはまだ、日本では浸透具合がまだまだな感じですね。でも、素敵で大切な概念だし、広がっていけばいいなと思います。
     クリエイティブ・コモンズって言葉の親しみにくさと、彼のサイトのチョット敷居の高い感じが普及を妨げているようにも感じます。
     もっと、ここで取り上げて親しみやすくして欲しいですね。マスナガさんの柔らかい素敵な文章で。

  • 2006/05/24 00:41

    > tukinomadoさん
    もちろん、たくさんある考え方の一つだとおもいますけどね。
    気になってたんなら、
    クリックしてみればよかったのに…。

  • 2006/05/24 00:45

    > のりさん
    確かに。
    あのサイトは多少とっつきにくいような感じがあるかもしれませんね。
    私の文章でできるだけのことはやっててみます。
    繋がる・広がる・共有するという発想で展開するウェブの世界で
    大事な考え方だと思うので。

  • 2006/05/24 00:55

    僕はみんなに作品を見てもらいたいので、いろんなところで使ってほしいです!でもやっぱり出所を明記してくれると嬉しいですね☆
    広く共有できるのは嬉しいです!著作権についていろいろと意見があることを知れてよかったです。

  • 傘

    2006/05/24 01:19

    ブログが普及して、誰でも自分の城を持てるようになったという気楽さの代償のように著作権問題なんてのが世に出てきたような気もしますね。
    夜中に日記を書いてると、家の中でひとりパソコンに向かっているので、自分の書いた物が全世界に配信されてるなんてのはピンとこないものですが、最低限のルールには気をつけたいものです。
    他人が書いた文章の引用は出典元を明確にして、それについての意見を述べる形ならばOK…でしたっけ?
    歌とかもタイトルだけなら大丈夫とか、死後100年経つと著作権がなくなるとか、うろ覚えも甚だしいですが、法律的に色々ありましたよね?(間違ってたらすいません/笑)
    その辺もこれから先の状況に応じて、枝分かれしていくんでしょうけど、立場によって様々な考え方や損得などなど、上手く纏まるといいですな。

  • 2006/05/24 09:03

    > iroenpitsuさん
    そうですね。せっかく描いた絵ですから、
    いろんな人に見てもらいたいところですよね。
    別に貼る必要はありませんが、
    コモンズ証はだれでも使えるので
    サイト見てみてください。

  • 2006/05/24 09:06

    > 傘さん
    多くの人がウェブを使うようになってまださほど時間が経っていないので、
    ルールやマナーが浸透していないのが現実ですね。
    その辺に関して思うことも、また書いていきます。
    著作権の消失は、日本では死後50年、アメリカでは今のところ70年です。
    なぜ「今のところ」なのかはまた今度書きます。

  • 2006/05/24 11:26

    勉強になります。
    通販サイトのコンテンツとかも、あきらかにうちのまねっこだろ・・みたいな同業他社がいたりして。でも作りこんでいったら同じような内容、形になるのも仕方ないか・・と思ってみたりも。
    重要なのは「常識的にやってね」の常識の解釈でしょうかねぇ。まったく個人的なブログとか、やりたい放題だったりもしますよね。江島さんも書いておられましたが、安心して読めないです(他人事ながらこんな画像使っていいの~となんとなく気になってしまいます)
    自分も気をつけなくっちゃ。杉村タイゾウくんみたいにならないように・・。

  • 2006/05/24 12:12

    はじめまして。
    本日の私のブログで、マスナガさんのネタを引用させていただきます。
    Shiozyの介護生活:http://relog.jp/kaigo/
    「著作権」の話がありましたので、ひと言仁義を切らせてもらいます。
    よろしくご承諾ください。
    あっ、いままで盗んだことはありません。。。念のため。

  • 2006/05/24 23:02

    > 自営妻tuyumameさん
    そうなんですよ。
    「常識的に」と書きはしたものの、
    本当はそれの解釈が一番難しいんですよね。
    ウェブが一般に普及してからまだわずかしか経っていないので、
    このへんの常識はだんだんとできていくものなのではないかと思っています。

  • 2006/05/24 23:06

    > shiozyさん
    こんにちは。コメントありがとうございます。
    shiozyさんのブログはよく拝見しています。
    本日の記事も早速読みました。
    「頭ん中」のご紹介をいただき、ありがとうございます。
    これからも記事もってってくださいね。

  • 2006/05/24 23:23

    はじめまして 福山在住の吉岡と申します。
    とてもスッキリと整った爽やかなブログですね。おまけに、書き込みした人のサイトが画像入りで出てくる仕掛けなんて凄い!
    著作権のこと・・・、数十年前の某製薬メーカーの包装紙のカットを、スキャンしてシールを作りました。著作権法に抵触するようなら、包装紙を切って直接貼り付ける方法もあるし・・・と、それくらい小さな商いをやってます(笑)
    実は、私の参加しているブログランキングに登録した方のサイトを通じて、「広島ブログ」の存在を知りました。そのうち、コチラにも参加させていただこうかと考えています。

  • 2006/05/24 23:37

    > 吉岡さん
    ようこそ「頭ん中」へ。
    吉岡さんのブログも拝見しました。
    何で製薬メーカーの包装紙が出てくるのかと思ったら、薬屋さんなんですね。
    専門知識豊富なブログが書けるって素晴らしいです。
    ぜひ、広島ブログにご参加ください。お待ちしています。