『やせたいならコンビニでおでんを買いなさい』はタイトルで損をしてると思うので代わりに誤解をといてみる

話題のこの本、著者のなるみん ( @narumi ) から頂戴しましたありがとう。

このまとめが広まって

「どうやって痩せたの」または「いつの間に太ってたの」という反応を一斉に浴びた著者が、そのときやったことやそのやり方についての考えをまとめた本。

明日2月11日発売で、あわせて Kindle 版も出るとのことです。

追記: Kindle 版でました

名前で誤解を受けやすい子

さて周りの人にこの本の話をするとまあいろんな反応があるんだけど、一部「ああこれタイトルで誤解されて損してるなあ」と思うところがあるのでちょっと補足してみます。

確かに「やせ」と「コンビニ」の関係、ダイエットとおでんの組み合わせの意外性がおもしろくて心惹かれるし、「じゃあ代わりにどんなタイトルにしろと言うのか」と問われたら「いやそのままで」としか言いようがないんだけど、タイトルが衝撃的であるがゆえに誤解を受けやすい部分があるんじゃないかな。

「タイトルで言い切っちゃってるから読む必要ないのでは」

これを理由に「読まないでいい」というのはちょっと違うと思う。

確かに第1章は「おでんはカロリー低くて糖質の少ない具材が多いからお腹いっぱい食べてもだいじょうぶだよ」という、もうすべて言い切っちゃってるんじゃないの、と思える内容なんだけど、本題はそこから先だった。

じゃあどういう食べ方をするのといいのか、どうやったら継続できるのか、といった指南から、カロリーや糖質についての基礎知識などが続いて、どちらかというとこっちが本題なんじゃないかな。

自分にあった、辛くないやり方で成功したなるみんの手ほどきの部分がたいせつで、「あーはいはいおでん食べればいいのね」だけだと、コンビニおでんダイエットは成功しないかもしれない。

「素人が個人の経験を話してるだけなのでは」

タイトルが衝撃的なので、まあ人によってはそう思うかもしれない。

でも、これは本文中であまり触れられてないからわかりにくいんだけど、ちゃんと管理栄養士の道江美貴子さんの監修を受けて出された本なので、栄養についてのチェックは間違いないはずです。

しかもネットじゅうの情報をまとめて人気まとめ人になったなるみんのこと、徹底的に調査研究した上での出版だと思われます。

そして、生活習慣の都合でいったん「これはいかん」と自分で思うような体型になった程度には人間らしい強さの意志の持ち主が、さほど強く自分に鞭打つこともなくダイエットに成功したということは事実。

そのやり方や考え方は参考になると思うんです。

「飽きそう」

何も「おでんだけ食べて生きていきなさい」と言ってるわけではありません。

食生活にコンビニおでんを取り入れつつ、他のものを組み合わせて食べる話だし、食べ方さえ間違わなければ焼肉食べてもいい、という話。

いまやもっぱら健康志向で開発されているコンビニ食品を活用しながら、手間や時間やお金をかけずに継続できるところがコンビニおでんダイエットの一番たいせつなところだと思います。

「栄養が偏りそう」

なにも「おでんだけ食べて生きていきなさい」と言ってるわけではありません。

よく耳にする、何かを食べることを中心としたダイエットは何か極端なのが多い気がするんです。3食リンゴだけ食べるとか、むかし同級生がやっていたよくわからないので言うとチョコレートしか食べないとか。

たぶんですけどそういうのはだいたい辛くて続かないし、たぶん続けたら身体こわします。

コンビニおでんダイエットは、もちろんおでんを食べるんだけど、必要以上に糖質を取りがちな食生活をあらためる手段として、一部をコンビニのおでんに置き換えることを提案してるだけ。あとはその効率的なやり方が本題です。

ちゃんと栄養のバランスを取りながらやることの重要性は繰り返し指摘されてます。

「おやつやめられません」

やめなくていいです。

「お酒やめられません」

やめなくていいです。

まとめ

「おでんだけ食べろ」とは言ってない。

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