クーポンサイトの「追加販売」はいい加減にした方がいい

クーポンを売るサイトが流行ってますね。
一般名称としては「事前購入型クーポン」かな。

  • 料理やサービスの料金が大幅割引で提示されている。
  • 販売期間は限られている。
  • ユーザーはそのクーポンを先払いで購入する。
  • 一定数が売れたら取引成立。
  • 成立しなかったら支払いは発生しない。

という理解でいいでしょうか。
何か違ったら教えてください。

こういうサービスを見ていて
どうも「追加販売」の多さが気になる。

特にレストランのコースのクーポンなどは
無限に売るわけにはいかないので、数量に上限がある。
先着300枚とか。

ところがいくつかのクーポンサイトを見ていると
やたらと「追加販売」が行われている。

「好評につき、お店の (厚意 | 好意) で」
という名目で行われることが多いんだけど
ぜんぜんありがたくないですよこれ。

確かに「買いそびれて残念」と思っている人は嬉しいかもしれない。
でも既に買った人はどうなりますか。

いくら値引きされているとはいえ、
自分の財布からお金を出すわけだから
大抵の人はいろんな条件を検討して決定するんじゃないだろうか。

もちろん提供されるサービスと値段のバランスは大事。
でも利用可能期間と販売枚数だって大きな要素だと思う。

ものすごく極端な話をしますけど、
30人で満席になるようなお店で
利用可能期間は購入から2週間、
そのチケットが1,000枚販売されていたら
いくら安くても買いません。
どう考えても予約が取れないから。

ここまで極端な例はないとしても、
お店の規模と利用可能期間、販売枚数が
大きな判断材料であることには変わりがない。
事前に払ってるから、
予約が取れず使う機会がないまま終わったら丸損。

それらの要素を考慮して買ったのに、
あとから「300枚追加」などとなったら
何か騙されたような気になりませんか。

既に買った人にとっては、
購入を決定したときと条件が変わって
買ったチケットの価値が勝手に下がったことになる。

運営側からすると、追加販売したのが売れれば
それだけ取り分が増えるんだろうから
まさに「お店のご好意」かもしれないけど
購入者は全然うれしくないです。

もちろんちゃんとユーザーのことを考えて
最大限のメリットを提供できるように運営してるところも多い思うけど
次から次へとクーポンサイトが登場しているので
売れるだけ売ってはいさようなら、
というのが起きないことを願ってますよ。

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