ニュージーランドでの思いもよらない体験 中編
2006年06月14日 23:38
ジョニーの家に泊めてもらうことはできなかったが、
彼の両親は別の所に住んでいるので
夕食に招待してもらった。
そこで初めて会った
ジョニーの父ケン。
ケンはクライストチャーチでは
ちょっとした有名人だ。
今は最前線を退いているが、
地元ラジオ局のニュースリーダーをやっているので
名前はみんなに知られている。
しかもストリートを走るバスのボディには
彼の顔がでかでかと描かれていた。
ラジオ局の広告らしい。
いろいろと話を聞いていると、
ケンが
「ラジオ局に興味あるかい?
よかったら見学においで。」
と言ってくれるではないか。
外国の放送局を見学するなど、
なかなかないチャンスだ。
「ぜひ!」
と答えると、訪れるべき日時を指定してくれた。
さて、約束の日。
ケンの案内で
局内をウロウロさせてもらった。
彼がニュースを読むところや
ラジオ広告を収録するところなどを間近で見ることができ
何だか特をした気分だ。
「次はこっちへ。」
とケンが案内してくれた部屋には
机の上に置かれたマイクが2本と、
イスに座ったDJが1人。
すると、突然ドアが閉じられ
マイクのLEDが光る。
一瞬、DJが言っていることの意味がわからなかった。
「さ、始めようか。本番だ。」
振り返ると、
ガラス越しにケンがニヤリとしている。
しまった…
こうして、
不意打ちのような生放送が始まったのだった。
(続く)
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