松下電器産業が教えてくれたこと

2006年2月2日、
松下電器産業の
2005年度 第3四半期決算が発表された。
総売上高も前年同期比104%と好調だったが、
もっとも凄まじい伸びを見せたのは
プラズマテレビだった。
売上高は1,483億円(前年同期比190%)。
薄型ディスプレイの人気が高まっているとはいえ、
2倍近い売上高は驚きだ。
松下には強烈なハンデがあったはずなのに。
1985年~1992年製の
同社石油ヒーターに欠陥があり、
事故につながる恐れがあるという話。
死亡事故にもつながる欠陥だけに
製造者責任は重い。
同社はこのため、
第3四半期の間じゅう
このことを知らせる広告を
必死で流していた。
その他の商品宣伝は自粛していたはずだ。
プラズマテレビ VIERAの宣伝も同様である。
そんな中での売り上げ大幅増。
ということは、あれではないか。
ひょっとして、
広告を流しても流さなくても
実は売り上げは大して変わらないのではなかろうか。
もしかしたら、
巨額の広告宣伝費を投じて
テレビコマーシャルを流すのは
実に虚しい行為なのかもしれない。
どこか他のメーカーも
試しにちょっとやってみてはくれないだろうか。

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One Response to “松下電器産業が教えてくれたこと”

  • 2007/04/17 18:52

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