メガの風上にも置けない

かつての同僚たちと飲んでいて、
1軒目を出たところで
お好み焼きが食べたくなった。

店を探したのだが
あいにく近くにあったところは閉まっていたので
じゃあカラオケだ!ということに。

それでもまだお好み焼きへの想いは消えず
カラオケ屋の店員さんに
「お好み焼きはないですか」と聞いてみた。

ない、とのことだったので
「じゃあお好み焼きのようなものを何か」
とやや無茶な注文。

すると「メガたこ焼きがあります」と言われた。

それだ!

もう想いは通じたも同然。
注文して出てくるのを待った。

出てきたのは、
大皿にたくさん敷き詰められた
普通のたこ焼き。

メガ?

メガマックにしてもメガ牛丼にしても、
メガなんとかと言ったら
でっかいのが出てくるというのが
世間一般の解釈ではないだろうか。

これはメガたこ焼きじゃなくて
「たくさんのたこ焼き」だ。

メガの風上にも置けないこのたこ焼きを
そうは言っても結局平らげて帰ってきた。

外は大雨だった。

ジャケットも靴も濡れた。

目元も少し濡れていた。
きっと雨のせいだ。

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One Response to “メガの風上にも置けない”

  • ぶっちぃ

    2008/05/26 14:22

    どうどう。
    メガマックにしろ、メガ牛丼にしろ、大きいと言う解釈ではなく、「パテの量が多い」だとか、「肉の量が多い」という、数の多さで解釈すれば、このようなメガたこ焼きなんてのもアリではないかと。
    #メガエッグって、天下一品で無料で提供されているゆで卵食べ放題のことだよね。