2日間で飛行機に16回搭乗するツアー「奄美群島のアイランドホッピング」に参加してきた

飛行機が苦手な人にはまったく理解されないと思いますが、世の中には飛行機に乗ることだけを目的としたツアーがあります。

こちらの「跳び飛びの旅 小型プロペラ機で奄美群島のアイランドホッピング」もそのひとつ。

  • JAL国内ツアー-小型プロペラ機で奄美群島のアイランドホッピング2日間

追記: いまはこちらです

日本エアコミューター(JAC)の小型プロペラ機に乗り、奄美群島の離島を飛び回る旅です。島から島へと短い区間の搭乗が主体となるため、フライト数が自然と多くなります。
2日間で搭乗するその数、なんと16回!
ローカル色豊かな離島の空気感を存分に楽しみながら、島から島への空散歩(アイランドホッピング)をお楽しみください。

なにこれ楽しそう。

参加してみた

ということで参加してみました。

このツアーには同じ16回の搭乗で1泊2日のプランと2泊3日のプランがあるんだけど、せっかくなので密度の濃い2日間のプランを選択。

なお宿泊地は鹿児島市で、2泊3日の方を選ぶと2泊目は与論島に泊まることになるようです。それはそれで楽しそう。

日程

発着地や曜日によって一部のルートが違うみたいなんだけど、今回の日程はこんな具合でした。

1日目

伊丹 → 奄美 → 沖永良部 → 与論 → 奄美 → 喜界 → 鹿児島(鹿児島市内泊)

2日目

鹿児島 → 喜界 → 奄美 → 喜界 → 奄美 → 与論 → 沖永良部 → 奄美 → 喜界 → 鹿児島 → 伊丹

「喜界 → 奄美 → 喜界 → 奄美」のところは書き間違いでもコピペミスでもなくて、本当にこのコースを飛びます。

なおツアーの案内にもありますが

訪れるそれぞれの離島での観光時間を設けておりません。プロペラ機を乗り継ぎ、一日中ただひたすら島から島へと飛び続けます。

途中の各島を観光する時間は本当にありません。乗り継ぎ時間は30分前後なので、空港に着いたらすぐに次の搭乗を待つことになります。

たびのきろく

1フライト目

まずは伊丹空港から

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奄美空港へ向かいます。

ついた。

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空が広い。

奄美空港には

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この地域の船「アイノコ」が置いてあります。

このときだけは乗り継ぎに少し時間が取れたので

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空港で奄美の郷土料理「鶏飯」をいただきました。

少しお店の人と話したんだけど「いやー普段は食べないですね」とのこと。まあそういうもんですよね。

2フライト目

ここから先、15回目までのフライトはすべてプロペラ機です。36人乗りのSAAB340B

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奄美空港から沖永良部空港へ向かいます。

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ついた。

3フライト目

すぐに乗り換えて沖永良部空港から与論空港へ。

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珊瑚礁が美しい。

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ついた。

4フライト目

与論の美しい海にも即座に別れを告げて、次のフライト。

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本日2回目の奄美空港です。

5フライト目

喜界空港へ向かいます。奄美大島と喜界島の間は、わずか10分のフライト。

普通は飛行機が離陸してしばらくすると「ポーン」と音がしてシートベルト着用のサインが消えた旨の機内アナウンスがありますが、このフライトでは離陸して一息ついた頃には「当機はまもなく着陸いたします」というアナウンスが入ります。

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ついた。

6フライト目

すぐに喜界島を離れ、宿泊地となる鹿児島へ向かいます。

なお宿泊は鹿児島市内の他に鹿児島空港ちかくのホテルも選べたんだけど、せっかくだから街でおいしいものをいただこうと思って市内のホテルにしました。

その成果がこれ。

kagoshima

鹿児島すばらしい。

翌朝、空港へ向かうバスを待っているときにこれを発見しました。

2日目 / 7フライト目

鹿児島空港から喜界空港へ向かいます。

8 – 10フライト目

さきほどの「喜界 → 奄美 → 喜界 → 奄美」の部分です。片道10分ほどのフライトを3回。

なおこのへんの路線は同じ機体を継続して使用していて乗務員さんも同じ人なので顔を覚えられます。この頃になると、機内に戻ったとき「おかえりなさい」と言われます。

11 – 14フライト目

奄美 → 与論 → 沖永良部 → 奄美 → 喜界と、奄美群島を飛び回ります。

だんだん何回目のフライトだかわからなくなってくる。

15フライト目

ついに旅の終わりが近づいてきました。喜界空港から鹿児島空港へ。

16フライト目

最後のフライト。鹿児島空港から伊丹空港へ向かいます。

久しぶりのジェット機。新仕様機エンブラエル190でした。写真はない。

これは楽しい

これだけ乗るとかなり疲れるんじゃないかと思ったんだけど、1回あたりの搭乗時間が短い上にどの空港もふだん利用してるのとはだいぶ雰囲気が違って飽きないので、思ったほどの疲労感はありませんでした。

離島間のフライトは天気がよければ離発着時に綺麗な海や珊瑚礁が見られるし、あまり高く飛ばないから海面や途中の島が近くて景色を見るのも楽しい。

太陽の角度によっては、自機の影が海面や雲に映るのが見られます。そこに虹がかかるとなかなか神秘的。

楽しい旅でした。

もうちょっと穏やかなのもある

行ってみたくなりましたよね。こちらから申し込めます。

さすがに2日で16回は多すぎる、という場合はこちら。

(羽田|伊丹) → 出雲 → 隠岐 → 出雲 → 福岡 → 鹿児島 → 種子島(宿泊) → 鹿児島 → (羽田|伊丹)

これなら2日で8回と、かなり控えめな内容です。

しかも

2日目の種子島空港発、鹿児島空港発便はお選びいただけます。空いている時間で観光も可能です。

なんと観光をする時間も取れます。これはすごい。

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