Mac OS X でデータ通信端末の通信環境を共有する方法

Windows でのやり方が載ってたんだけど、

　実は、インターネットに接続しているPCがWindows XPやVistaの場合、無線LANのアドホック接続機能を利用すれば複数の無線LAN機器でインターネット接続を共有できる。

Mac OS X でもやってみたので手順をメモ。

Mac OS 10.5 でネットに接続して
Windows XP と共有する場合の例です。
タイトルには「イー・モバイル」って書いたけど、
有線 LAN をはじめ他の環境でも同じようにできるんじゃないかな。

Mac 側はすぐできたんだけど、
Windows 側の設定で少し悩んでしまった。

もうそのまんまです。

「システム環境設定」の「共有」を開く。
「インターネット共有」を選ぶ。この時点ではまだ「入」にしない。
「共有する接続経路」で emobile 等のワイヤレスインターネット接続を選ぶ。（例では I-O DATA USB2-PCADPG 経由で Softbank モバイルのカードにつないでます）
「相手のコンピュータが使用するポート」で “AirMac” を選んで、「AirMac オプション」をクリックする。
「ネットワーク名」に何か名前をつけ、「暗号化」にチェックを入れてからパスワードを設定して「OK」をクリックする。パスワード設定しなくても使えるけど、誰かに拾われて回線奪われたらいやなので設定しときましょう。
「共有」画面に戻って、左の「インターネット共有」のチェックボックスをクリック。すると「インターネット共有機能を開始してもよろしいですか？」と聞かれるので「開始」を押す。

これで Mac 側の設定は完了。

タスクバーなりコントロールパネルなりから「ワイヤレスネットワーク接続」を開く。
先ほど設定した AirMac が認識されていることを確認する。

そのまま試しに「接続」してみてもいいけど、たぶん設定がいります。
認識されてない場合もあとで追加するからとりあえず次へ。
「詳細設定の変更」をクリックする。
「ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ」の「ワイヤレスネットワーク」タブを選択する。
「優先ネットワーク」の「追加」をクリックする。（優先ネットワークが増えるのがイヤな人はあとで削除する）
「ワイヤレスネットワークのプロパティ」の「アソシエーション」タブで
1. 「ネットワーク名(SSID)」に、Mac 側で設定したネットワーク名を入れる。
2. 「キーは自動的に提供される」のチェックをはずす。
3. 「ネットワーク認証」を「共有キー」にする。
4. 「ネットワークキー」に、Mac で設定したパスワードを入力する。確認欄にも同じものを入れる。
5. 「OK」をクリックする。
「ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ」に戻って「OK」をクリックする。

あとはしばらく待ったら接続されるはず。

なんでわざわざ優先ネットワークの設定をするかというと、
デフォルトではこの接続のネットワーク認証が
「オープンシステム」になってしまうため
認識はされてるのに認証されないからです。
これがわからずにしばらく悩んでしまった。

終わったら
Mac の「インターネット共有」をオフにすることを忘れずに。

ではごゆっくり。