「九州名物白くま」は商品名ではなく一般名称だった

普段はあまり氷菓子を買わないのだが、
あまりの暑さに参ってしまい
買い物ついでに買ってみた。
九州名物白くま。

練乳風味のシャーベットに
ミカンと小豆とゼリーっぽい何かが乗っている、あれだ。

ひんやりして心地良かった。
たまにはこういうのもいいもんだ。

ところで、食べながら
ずっと前に鹿児島出身の友人が言っていたことを思いだした。

「『白くま』は商品名じゃなくて一般名詞だ。」

その時は「そんなアホな」と思ったのだが
製造元の丸永製菓のサイトを見ると

「練乳味のアイス＋フルーツ」の氷菓を総称して「白くま」と呼ばれています。

もう九州では、「白くま」という食べ物は「九州人の食文化の一つ」になっていて、生活に根付いている食べ物になっています。「白くま」というネーミングは、もう一般名称になっているのです。

本当だった。

ちょっと九州人がうらやましくなったので
広島でもそういうのをつくりたいと思い
広島らしい動物の名前を考えてみる。

「シカか？
　でも『広島名物シカ』じゃ何のことかわからんし。
　ハトとかアビでも同じことだなあ」

とこのへんで
自分の間違いに気づいた。

九州に白くまがいるわけではない。