残念だった Android の時刻指定インターフェイスが 4.4 KitKat から飛躍的に使いやすくなった

Android 端末の Xperia と Nexus 7を愛用していて
概ね快適に使ってるんだけど、
ひとつどうしても納得のいかない点がありました。

アラームの時刻指定インターフェイスが残念。

これが Android 4.4 KitKat になって、劇的に使いやすくりました。
これからはこういうのが増えていくかもしれない。

Android 4.3 まで

以下は Android 4.1.2 の画面なんだけど、
ともかく 4.3 までは OS 標準の時刻指定インターフェイスがこんなかんじでした。

time-01

新規入力時には、現在時刻が入った状態で開きます。

この数字部分をタップしてキーパッドから直接入力するか、
上下にスワイプして指定します。

変えたい数字の部分をタップして
それから下に出てくるキーパッドに指を動かして数字を入れて
間違えたらまたタップして、というのは苦手なので
できればかんたん操作の方にしたい。

たとえば 07:00 に目覚ましをかけたい場合、
ここからまず「時」の方を「07」にして

time-02

次に「分」を「00」にしますよね。

この場合は初期値が「40」になってるので昇順にスライド。

time-03

58 の次は 59

time-04

59 の次は

time-05

もちろん 00 に

time-06

えっ。

07:59 から 59 を 00 にすると、
繰り上がって 08:00 になってしまいます。

これは紛らわしい。
指定の順番からいって、「時」->「分」と決めていくから
「分」を動かしたときに
「時」が繰り上がったり繰り下がったりする必要はないと思うんだけどな。

うっかり1時間遅く指定してしまったことがあります。

Android 4.4

Android 4.4 ではアラームの時刻指定方法がガラリと変わりました。

これが初期画面。

time-07

ぐるっとまわして7時。

time-08

内側が午前、外側が午後です。

time-09

「時」で指を離すと、すぐに「分」の指定に移動。

time-10

完了。かんたんです。

時計盤の表示は5分刻みだけど、もちろん1分単位で指定できます。

アナログ時計の針に戻った

慣れないので、この画面キャプチャだけ見たら
「変なの」と思う人もいるんじゃないかと思うんだけど、
実際に使ってみたらとてもよい。快適です。

これまでのインターフェイスは
PC のそれが基になってるように思います。

直接入力はテキストボックス、上下選択はセレクトボックス。

けど画面に直接触れて操作するスマートフォンで
それを継承する必要はまったくないんですよね。

時刻をあわせるということについて言えば、
そういえばアナログ時計の針を直接ぐるぐる回すのが一番簡単でした。
タッチインターフェイスでそれと同じことが可能になった、
ということじゃないでしょうか。

次は何だろう。
誰か「画面が四角いのは、PC の遺産を引きずっている!」
とか言い出さないかな。

追記

さっき教えてもらったんだけど、
Android 4.4 になる前から
Google カレンダーアプリにはこれが実装されてました。

time-11

知らんかった。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加