約束に遅れそうなとき、相手への連絡で決してやってはいけないこと

こないだ友達と待ち合わせをしていて
うっかり出発するのが遅れてしまった。

いつも乗る電車の路線で
待ち合わせも行ったことのある場所だから、
到着時刻の予想はたつ。10分遅刻だ。ごめんなさい。

すぐ相手に連絡を取ったんだけど、
そのとき「5分か10分遅れます」と伝えそうになった。
5分遅れで到着することはおそらくないであろうに。

こういう伝え方、ついしてしまいませんか。
予想到着時刻というか予想遅刻時間を控えめに言うの。

今回は自分が遅れてしまったんだけど、
待つ側になった時のことを思い出しても
「20分ぐらい遅れますすみません!」と連絡してきた人が
20分を大きく過ぎて到着、ということは多い気がします。

待ち合わせに遅れるというのはよくないことで、
だから遅れた方は相手に申し訳ないと思ってます。
その申し訳なさから遅れる時間を控えめに言ってしまいがちなんじゃないかな。

でもこれは、やってはいけないことですね。

開き直るのもいかがなものかとは思うけど
過ぎた時間を取り戻すことはできないのだから
もうそれ以上はどうしようもない。
遅れる時間を控えめに伝えても、早く到着するわけではありません。

待っている方は、伝えられた時間によって
どういう行動を取るか判断します。
10分ぐらいならその場で待つかもしれないし、
20分かかるならもう少し涼しいところまで移動するかもしれない。

遅れる時間を控えめに伝えると、
相手は誤った情報に基づいてその判断を行うことになりますね。
それによって相手の時間をさらに奪ってしまう。

しかも、20分かかるのに「10分」と伝えたら
結局その時間に間に合わないので、
予定の変更を繰り返しお願いすることになるか
あるいは変更したにもかかわらずそれにも遅刻するか
どちらかになってしまいます。

遅刻をして申し訳ないと思うのであれば、
遅れる時間を控えめに伝えるのでなく
正確な情報を伝えるのが誠意じゃないかな、と思います。

さて今回の待ち合わせでは
経路を見積もって「10分遅れます」とメールを送り
本当にぴったり10分遅れで到着したんですけど、
別に誉められたことでもなんでもないですね。

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