「上手に生きる」ということを猫から学ぶ

親元には5匹の猫がいて
それぞれに個性があるんだけど、その中の1匹のお話。

猫も5匹いれば5匹それぞれ性格が異なるので
仲が良かったりあまりよろしくなかったり
一方的に好きだったり好きじゃなかったり
長く暮らしていれば一時的に諍いが発生したりと猫関係もさまざま。

ところがその中の1匹
白い長毛のシロくんは誰ともトラブルを起こさない。
常にみんなと穏やかな関係を維持している。

おそらくそれはシロくんが
他の猫から妬まれない振る舞い方を知ってるからだと思う。

猫というのは変に嫉妬深い生き物で、
こちらから抱っこしようとしたら
「うぜえ」とでも言わんばかりの態度で逃げるくせに
他の猫が抱っこされているのを見たら
割り込んできて元からいた子を追い出した上で
「私の方を撫でれ」と訴えてくるなどする。

シロくんは鳴きながら甘えてくるような子なんだけど、
それはそこに自分しかいないことが確認できているときだけ。
同じ部屋に他の猫がいるときは決して甘えてこない。

賢いなあ、と思う。
それをやると他から妬まれることがわかっているときには
絶対にそれをやらないという生き方。

人間の場合
ジャンルによっては妬まれるぐらいでなんぼということもあるし
そんなのを常に意識するのは息苦しいしで
そういう生き方をする気にはならないんだけど、
上手に生きるというのはこういうことなのかな、とは思う。

この文章を他の猫に見られたら
「あいつ出し抜いてやがったのかよ」ということで
いじめられたりするんだろうか。

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