「Vista効果」を謳わなければばならない理由があるのだろうか

電子情報技術産業協会(JEITA)というところの発表によると、
PC の価格下落が落ち着いてきたとのこと。

Vista効果でPC価格下げ止まり 国内4~9月期 – ITmedia News

第2四半期だけで見ると前年同期比と同じ12万円で、「ここ1年半の動きでは下げ止まっている」

とのことだが、
最後に気になる記述が。

07年度の調査から、デル、日本ヒューレット・パッカード(HP)、東芝パソコンシステムの3社が統計から抜けて調査対象企業は13社になった

待て待て。
東芝はともかく、
デルとHPは格安パソコン販売の2大巨頭だと思うのだが。
この2社が抜けた調査で平均を取って
「去年の同時期と出荷単価が同じくらいだから下げ止まってる」
と判断するのはあまりに強引な結論ではないだろうか。
この記事を見る限りでは
JEITA の人が「Vista 効果」と言ったのかどうかはわからない。
ただ、少なくとも地の文で見れば
この短い記事の中で
Vista の影響についてこれだけ書かれている。

  • Vista効果でPC価格下げ止まり
  • Vista効果で上位機に人気が集まり、PC単価が下げ止まってきたという。
  • Windows Vista搭載の上位機などが単価を押し上げた。
  • 上半期にVistaモデルが出そろって需要が回復した
  • Vistaへのシフトを前提として高性能モデルへの需要が高まり、
  • Vista搭載モデルがさらに浸透する見通しだ。
  • 2台目需要も拡大すると見ており、
  • Vista搭載モデルについては検証段階から導入段階へ移る

何か「Vista 効果」を謳わなければならない理由があるのだろうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2 Responses to “「Vista効果」を謳わなければばならない理由があるのだろうか”

  • 2007/11/07 16:34

    それはもちろん、大きな理由があるでしょう。

  • 2007/11/07 21:56

    それはもちろん、大きな理由があるでしょう。