大スターの偉業にケチをつける気はないが

以前友人と話していて話題になった。
タモリは全然すごくない
もちろん、タモリ氏自身は優れた人物だと思う。
コメディアンとして、司会者として、
俳優として、コメンテーターとして、
実に優れた人物だ。
「すごくない」のは、
いいとも」の件。
フジテレビの番組
笑っていいとも」は
1982年10月4日の放送開始以来、
月曜から金曜のお昼に欠かさず放送されている。
そしてこの20年以上の間
ほとんど休むことなく、
タモリ氏は司会者を務めてきた。
これについて
タモリはすごい
というのを聞くことがあるが、
実は全然すごくない。
20年以上にわたって
月曜から金曜の間
毎日仕事を続ける。
ほとんどのサラリーマンは、
ごく当たり前にやっている
ではないか。
しかもお昼だけではない。
朝から晩までほとんど休憩もなく働いている。
無償で休日出勤することも多く、
何週間も休みなし、という人も珍しくない。
ほとんど休みなく働いて、
 タモリは偉いなあ。

と言うのは的を外している。
この件に関しては、
一般のサラリーマンの方がよっぽど偉い。
タモリ氏が偉大なのは、
それほどの長期にわたって番組の質を維持し、
人気を保ち続けているからだ。
決して
勤勉だからではない。

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