金を払う方はぜんぜんエラくない

あの勘違いはどこからやってくるのか」の続き。
弁当屋で
480円のシャケ弁当を買うとする。
買い手は
もしこれが2万円だったら
おそらく買わないだろう。
シャケ弁当1個に
2万円は高すぎる
また売り手は
これを30円で売りはしないだろう。
シャケ弁当1個が
30円では元が取れない
買い手と売り手の双方が
480円という値段設定を妥当だと判断して、
はじめて売買が成立するのだ。
この時点で、
この弁当1個と現金480円の価値は等しい。
買い手は手持ちの480円と引き替えに
自分が必要とする弁当1個が手に入る。
売り手は仕入れた弁当1個と引き替えに
売り上げとして480円が手に入る。
等価交換だ。
等価交換を行うとき、
どちらの方がエラいなどということはない
立場の優劣などない。
そこにいるのは等しい立場の人と人だ。
ならば、一方が
ありがとうございます。
と言う場合
もう一方も
ありがとうございます。
と応えるのが当然ではないだろうか。
近所の藤原商店で
オバちゃんが
まいどー
と言ってくる場合は、
どうもー
ぐらいの返事でいいと思うが。
(続く

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One Response to “金を払う方はぜんぜんエラくない”

  • Anonymous

    2008/06/08 04:29

    あの差し出がましいかもしれませんが
    480円という価格の中に
    コンビニ等の小売店の利益が含まれていて
    その中に店員のサービス料というか人件費も入っている筈なので客は
    基本的にお金を払うだけでもいいと思います
    でも
    「ありがとう」と言うのはイイことだと思います