シドニー旅行の準備で知っておくべきビザ、両替、電源の問題【無計画シドニー旅行記 事前準備編】

オーストラリアのシドニーに行ってきました。

行くことを決めて飛行機のチケットだけ取ってあとはまるっきり無計画だったんだけど、たいへんに楽しい旅だった。

ただいくら無計画でもこれは事前に知っといた方がいいな、と思うことがあるのでまずはそこらへんをまとめてみます。

入国許可

日本のパスポートを持っているとありがたいことにビザなしで入れてくれる国も多いんだけど、オーストラリアに入国する場合は渡航許可が必要になります。

観光や短期間の商用の場合は ETA という電子交付ビザを取るのが一般的なようです。これ今の名前は ETA だけど2013年までは ETAs だったからなのか、「イータス」と呼ばれることが多いみたい。

ETA を取得すると、1回あたり3ヶ月までの観光、商用、公用活動が認められます。有効期間は1年間で、その間は他の手続きは必要なく何度でも入国できるもよう。

ETA の取得

自分で手続きの申請をする場合、ETA の公式サイトから申し込むか、代理店を通じて申し込むかになると思います。

代理店に依頼するより自分で公式サイトから申請した方が安いだろう、と思いきや、日本の代理店にお願いした方が安くなりました。

公式サイトを利用すると20オーストラリアドルが必要になるんだけど、これはビザ発行の費用ではなく申請に使うシステムの利用料なんだとか。代理店ではこれとは違うシステムを利用していて、そっちの方が安くできるとのこと。

今回はこちらでお願いしました。

早めに申請すればひとりあたり450円。安い。

申請は思ったより簡単

オンラインでパスポート情報などを入力してクレジットカードで費用を支払うと、結果がメールで届きます。

ETA の E は Electronic の E なので、書面で許可証が届くわけではありません。パスポート情報と紐付けられるだけなので、手続きさえ完了したらあとはパスポートを持って行くだけ。

出国時に確認される

なお飛行機のチェックイン手続きをするときに「イータスは取られてますか?」と聞かれて、取得していることの確認が行われました。紙の書類はないからメールの文面を提示して確認。

ETA はオーストラリア移民局が発行してくれるものだけど、取得してないと入国はできないわけで、乗せる航空会社としても確認はいりますよね。

係の人に聞いてみたら、ETA を取得しないまま当日を迎える方もときどきいらっしゃるとのこと。向こうに行ってから「入れません」というわけにもいかないから事前にチェックしてるんじゃないかな。

両替

結論から言うと「両替はしない」が最適解だと思います。オーストラリアドル (AUD) との両替を行うと、とにかく高い。

レートが厳しい

レートは両替屋さんによってかなりの開きがあるんだけど、海辺の観光地にあったところでは円の買い取りで1ドル92.4円ぐらい。

これを書いている時点での為替相場で 1 AUD が 83円であることを考えると、なかなかのスプレッドです。

手数料もなかなか

さらに、大抵のところではけっこうな手数料がかかります。「1回あたり14.90ドル」とか「10ドルまたは総額の13.95%の、大きい方」とか。

となると例えばここで1万円を両替する場合、手にできるのは93 AUD ほど。1 AUD が実質107円です。きびしい。

街で見かけた「うちはレートいいよ」と謳っている両替屋さんに聞いてみたら、手数料を引いて10,000円あたり105ドルと言われたから、ざっくり1ドル95円。聞いた中ではこれでだいぶマシな方でした。

これ何かを間違ってて、実はそんなに厳しくならないやり方があるんだったら誰か教えてください。

ではどうするか

シドニーではほとんどのところでクレジットカードが使えるので、可能な限りカードで払うのがいいんじゃないかと思います。

どれくらい使えるかというと、飲食店やコンビニはもちろん、道端のパーキングメーターとか

トイレの中にある衛生用品の自動販売機とか。

カードでの支払いができないところを探す方が難しいくらいに普及してました。

お店によってはカード払いだと手数料がかかることもあるけど、それでも1%とか2%とかそれくらい。両替の手数料と比べたらあってないようなもんです。

現金が必要な場合

それでもどうしても現金が必要な場面もあるかもしれないから、少しは持っておきたくなりますね。

その場合、クレジットカードでキャッシングするのが手っ取り早いと思います。

キャッシングについてはまあ人によって考えが違って、やりたくないという人もいると思うんだけど、実利を考えたらたぶんこれが一番効率的。レートは両替より遙かにいいし、すぐに返せば金利もわずかだし。

ただし海外でのキャッシングは利用の設定がされていない場合があるので、出発前に余裕を持ってカード会社に確認した方がいいと思います。

実はもっといい方法があった

今回シドニー在住の友人と会ったんだけど、その人は近々日本に来る予定でした。円を持っていてオーストラリアドルがほしい人と、オーストラリアドルを持っていて円がほしい人。ここで両替すればよかった。

電源

オーストラリアでは、電源プラグの形状も電圧も日本と異なります。

形状はカタカナのハの字のような形をした O タイプと呼ばれるもの。電圧は240 V。

電圧の問題はクリア

このうち、今回について言うと電圧の違いは問題になりませんでした。なぜなら電源を使いたいのは MacBook と USB 機器だけだから。

MacBook の電源アダプタは 100 – 240V に対応してるから問題なし。Mac に限らず、たいていのパソコンの電源アダプタはいけるんじゃないかな。けど一応ちゃんと確認しましょう。

そしてパソコンがあるということは USB はそこから取れますね。今回は USB-C だけの MacBook Pro を持ってったからそれをやるにはドングルが要るけど。

これひとつで十分

普段から使っているやつで海外旅行のためのものではないんだけど、電源供給元の問題はこれひとつ持って行けば解決でした。


Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery (60W 5ポート Power Delivery搭載 USB&USB-C 急速充電器)

13インチの MacBook Pro はこれの USB-C が使えるし、それ以外に USB 端子が4つある。スマートフォンもモバイルバッテリーもこれだけで全部充電できます。

電源プラグの変換アダプタ

あとは電源プラグの形状ですね。これもだいぶ前に買ってずっと使ってるやつがあるから


ヤザワ 海外旅行用変換プラグ 世界主要国対応 定格入力250V-6A(A・B・C・O)、250V-13A(BF) 変換プラグA・B・BF・C・Oタイプセット

この中から O タイプのものを持って行けば解決。

さて出発

これで準備は整ったので、あとは出発するだけですね。

「シドニー旅行の前にやっておくべき」って書いたけど、結局 ETA の申請以外は特に何もやってなかった。

続く。

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