ソーシャルメディアでの「間接自慢」を英語では何というか

「間接自慢」と呼ばれるものがありますね。

Twitter や Facebook などソーシャルメディアへの投稿で、文言の直接的な意味や写真の主要な被写体とは別に、自慢したいことがらを滑り込ませること、という理解でいいですか。

何と呼ぶか

自慢したいことがあるんだけどあまりあからさまにやる鼻につくから、表面的には別角度からの投稿をしつつ実際には自慢部分に目を向けてもらおうとする表現方法ですね。

以前からこういう自慢の仕方をいろんな人がいろんな名前で呼んでたと思うんだけど、テレビ番組で取り上げられたあたりからこの「間接自慢」という呼び方の存在感が強くなってるみたい。

英語では何と呼ぶか

先日ウェブ関係のイベントで日本に来てくれてた Facebook の中の人とお話しする機会があって、そこでこの「間接自慢」と呼ばれるものが話題になりました。

日本では「間接的な自慢」と表現されることがあって、という話をすると

それは humble brag だね

とのことでした。

なるほど humble (謙虚な、謙遜した) brag (自慢) か。おなじだ。

辞書に載ってた

この言葉、Oxford のウェブ辞書に載ってました。

すでに humble brag ではなく humblebrag と一単語で扱われてる。

定義は

An ostensibly modest or self-deprecating statement whose actual purpose is to draw attention to something of which one is proud

表面上は控えめな、あるいは自分を卑下するような発言で、実の目的は自慢したいことに目を向けてもらうもの

とのことで、まさにそれ。

用例としてこんなのがありました。

social media status updates are basically selfies, humblebrags, and rants

ソーシャルメディアの投稿はだいたい自撮りか間接自慢か、何かギャーギャー言ってるかだ

きびしい。

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