Twitter がユーザー体験向上のためにやってる「smarter emails」が実に潔い

朝おきたら、Twitter からメールが来てました。
件名は Fewer emails = happier you.

We noticed you've been getting a lot of emails from Twitter, so we've stopped sending you emails about activity related to you and your Tweets. If you want to add back emails or manually change any settings, just turn off the smart setting.

要するに
「あんた Twitter から来るメールが多すぎだよね。減らしといたから。」
というもの。

確かに、最近になって Twitter からいろんな通知がメールで届いてました。

メッセージ内にも一発で配信を止められるリンクがあるし
Twitter の管理画面からも止められるんだけど、
なにせいくつあるんだかわからないくらい bot のアカウントがあって
いちいちやってたらきりがないので
「そのうちまとめてやろう」と思っているうちに時は流れ。

向こう側で勝手に減らしてくれて助かりました。
「もし元どおりにしたかったら設定画面でなおしてね」
とのこと。

これは潔い

ウェブサービスを運営していると
ユーザーから許可が得られるのであれば
メールを送るなどしてお伝えしたいことは次々と出てきます。
訪問してもらうきっかけになるかもしれないし。

それを、こっちは何の文句も言ってないのに
「ちょっと多かったよねごめんごめん」
といって勝手に減らしといてくれるとは何と潔い。

開封率は上がるかも

送られてくるメッセージがあまりに多いと
もう読まずにアーカイブまたは破棄するのが当たり前になって
Twitter からのメールは一切よまない、ということになりそう。

メールの数が減ったことによって開封率があがるかもしれない。
もしかすると率だけじゃなくて、実際に読まれるメッセージの数も増えるかも。

そしてもうひとつ重要かもしれないのは、
開封されないメールをあまりに多く送る送信者は
Gmail なんかによってスパマー判定されやすくなるんじゃないかということ。

そうなってると言える根拠はないんだけど、
自分が Gmail だったらそういう判断もするだろうな、と思います。
そのひとが大量に送ってるメッセージが受信者によってまったく開封されないなら
それは迷惑なメールを送りつけてるということかもしれない。

あるいはうんざりしたユーザーに “Report spam” ボタンを押されるかもしれないし。

この “smarter emails” は、それを避けるための対策かもな、
という気もしました。

わからんけどね

いや「ユーザー体験向上のためにやってる」って書いたし
やれスパム判定を避けるためかもしれんなどと思ってはみたけど
実際どうかはわかりませんね。
単に無駄なトラフィックを減らしたかっただけなのかもしれない。

まあたとえそうだったとしてもいいじゃないか。
まさに Twitter の言うとおり、
Fewer emails = happier me.

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