予知夢と呼ばれるものについて

「予知夢をみた!」という話をたまに聞く。

ただ、つい余計なことを考えるタチなので
うっかりいらないことを口走って
その場の雰囲気に濡れた毛布を被せるようなことをしてしまう。

予知夢と呼ばれるものは
たいだい次のいずれかなんじゃないだろうか。

  1. 夢の中で未来を予見する不思議な能力が存在する。
  2. 夢で見たことが後から現実になったような気がしてるけど、人間の記憶というのは曖昧なもので、実際には発生した出来事について「そういえば夢でみたような気がする」と後から思っただけなのに、夢の方が先だったように錯覚してるだけ。
  3. もともと持っていた情報から無意識に連想した状況が夢となってあらわれ、現実の世界でもその情報に関連することがらに端を発して想像と同じかそれに近い流れで物事が進んでいった結果、夢と現実が一致したり関係ある出来事が起きたりした。
  4. 夢の内容が頭に残っていて、そのことが現実での自分の行動に影響を及ぼした結果、夢で起きたのと同じような出来事につながった。
  5. 単なる偶然。

いわゆる超能力と呼ばれるようなものが存在しないと
証明するだけの根拠は持ち合わせていないので
あるかもしれないな、とは思うし
あったら面白いな、とも思うんだけど、
能力の持ち主の話を信じる根拠も同じくないので
どうしても1番目の可能性よりも下の4つの方を考えてしまう。
つまんないやつでごめんなさいね。

ただつまんないのは自分にとってもそうで、
夢で見たことが現実に起きても
あまり感動できないのは不幸なことだと思う。

ちょうど今朝それがあった。
今まで連絡を取ったことのない人から
このブログに関係することで電話がかかってくる夢を見て目覚め、
パソコンのスイッチを入れてみたら
その方がこのブログの内容に関連してある行動を取っていた。
それも今まで一度もなかったこと。

夢の内容が面白かったので
その方と共通の知人にメールしようとしているときに
後者の出来事に気づいたのだから、
順番は確かに夢→現実だったと思う。
上記の2番じゃなさそう。

ただ、思い返してみると
昼間に見た他の人のブログ記事から
その人物を連想することは不可能ではなく、
またその人物が同じくその記事を見ていて
その流れでその行動を取った可能性も十分にある。
となると3番だったのかもしれない。

起きてさっそくこんな色気のないことを考えるのは
とっても不健康だと思うんだけど、
残念ながらあまり信心深くないので
どうしてもそっちに行ってしまう。

そしてそんなことより
「予知夢」という言葉を聞くとこれを思い出すのは自分だけだろうか
ということの方がよっぽど気になる。



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