同僚と仲良くなるためのきっかけとして簡単にできること

好意といっても、恋心ではなくてね。

職場によって全然違うとは思うが
同僚というのはなかなか難しい関係だ。

赤の他人ではない。
共通の目的のために日々尽力していて、
かなり長い時間を一緒に過ごす。
互いの意欲や能力や性格や考え方が
互いに影響を及ぼし合って
場合によっては人生の方向性にまで関係してくる。
そういう意味では実に大きな存在だ。

友人でもない。
友人が同僚になったり
同僚だけど友人としての付き合いもあったり
そういう場合もあるだろうが、
基本的に同僚というのは友人ではない。
趣味や居住地や家族構成なんて知らないことも多い。
フルネームを知らない場合だってある。
そういう意味ではさほど深い関係でもない。

何だかへんてこりんな関係じゃないだろうか。
共有する時間は家族より長いという人も多いだろうに
友人と呼べるような関係ですらない。

いつも顔をあわせているそんなへんてこりんな相手に
好意を伝えるというのはなかなか難しいような気がする。

普段なかなか気持ちを伝えるチャンスがないのは同じだとしても、
家族ならやれ母の日だ父の日だ敬老の日だと
わかりやすいイベントが用意されているが、
同僚の日なんてないし。

同僚に好意を伝えるにはこれが一番やりやすいんじゃないか
と思う方法が
先日ちょうど友人の mixi 日記のタイトルになっていた。

オヤツをもらうと、受け入れてもらってる気がする

そうそう。それですよ。

おやつをもらうというのはなかなかいい。
渡す方も受け取る方もプレッシャーを感じることなく
ゆるやかに好意を伝えることができる。
新人さんにウェルカムな気持ちを伝えるのにもいいかも。

似たようなのでいえば
例の「バレンタインデー」があるが、
あれにはどうも義務感のようなものがつきまとうことが多い気がする。
個別にやるのか部署でまとめるのかとか
お返しはどうしたもんかとか何かと難しい。

おやつをあげるというのはそういうのではなくて
チョコ買ってきたからよかったらどうぞ、という程度。
わざわざ用意したわけではないし
お返しも機会があれば、という程度でいい。

それでいてもらった方は
ああ、この人は少なくとも自分に悪意は持っていないな
というのを再確認できる。
ちょっとだけ相手を近くに感じられる。

仕事中のおやつには
「おつかれさまです」と書かれているような気がしないだろうか。
個人として渡すのではあるけれど、
仕事仲間としての好意とねぎらいの意味が大きいので
渡し方を間違えなければ
変に勘ぐられることもない。

無難な渡し方としては

  • わざわざ買ってきてあげたのではなくて、あくまでついで程度にする。
  • 高価なものは避ける。
  • 毎日はやらない。
  • 迷ったら新製品か懐かしいお菓子のどっちか。
  • ひとパッケージを一人に渡すのではなくて、たくさん入っている袋や箱から出して少し渡す。
  • まずは自分が一口食べるなり自分のぶんを自分の机に置くなりしてから渡す。
  • できれば量が多いものを、声の届く範囲でみなさんに渡す。特定の誰かだけに渡すと、違う意味にとられてしまう危険性が。
  • 渡すときは「よかったらどうぞ」あるいは「いかがですか」で十分。
  • お礼を言われたら軽く受ける。「あ、ありがとう」「はーい」ぐらいで。

というところだろうか。

あと、重要な注意事項として

  • ホシブドウが入っているものは避ける。

よろしくお願いします。

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One Response to “同僚と仲良くなるためのきっかけとして簡単にできること”

  • Chapeu

    2008/05/21 19:50

    すっごくわかる!!
    おやつもらったことがきっかけで仲良くなったりするし、何かと気疲れする新人にとってはそういうのってホントうれしいんよね。