「レイトン教授と不思議な町」体験版の問題の考え方

どうも気になるニンテンドーDSのソフト
レイトン教授と不思議な町」。

パズル大好きなのできっと買うだろうと思いながら、
まずは購入した友人にちょっとやらせてもらってから。

でその前に、ウェブ体験版が公開されているようなので
それをやってみることにした。

出題されているのは、有名な古典パズルだと思う。
昔やったはずだけど、忘れたのでやりなおし。

3匹ずつの狼と小鳥を、すべて向こう岸に渡せ。ただし、以下の条件がある。

  • いかだに乗れるのは2匹まで。
  • 1匹も乗っていないと動かない。
  • どちらの岸でも狼が小鳥の数より多くなると、小鳥が食べられて失敗する。

要するにこんな感じになっていて

▲…オオカミ ○…小鳥

    ↓いかだ
▲○│┌┐ │
▲○|└┘ │
▲○|   │

上記の条件に従って全部右岸に移しなさい、ということね。

こういうのは適当につついてればクリアできるけど、
「やってたらできた」じゃあまりに味気ない。
「なぜそう動かすか」を考えるのが一番面白いとこだと思うので、
頭ん中でやってみよーう。

この問題をこれからやるという人はここから先、目をそらしてください。

解答は2通りある。

解答その1

当たり前と言えば当たり前だけど、
まず最初にいかだに2匹乗せることは確定。
1匹しか乗せなかったらいかだが帰ってこられないから。
(オオカミは「頭」、小鳥は「羽」だろうけど、まとめて言うときは便宜上「匹」で。)

2匹行って1匹帰ってくるということは
まず向こう岸に1匹渡すということで、
この時点で最初に渡るのはオオカミだとわかる。

もし向こう岸に小鳥1羽だけ置いたら
こっち側がオオカミ3の小鳥2になってアウトだから。

ということは最初にオオカミ2頭(オオカミと小鳥でもいい)で渡って、
オオカミ1頭を向こう岸に残して帰ってくる。

▲○│┌┐ │▲
▲○|└┘ │
 ○|   │

次に乗る2匹の選択肢としては
1.オオカミ + オオカミ
2.オオカミ + 小鳥
3.小鳥 + 小鳥
があるけど、
2だと向こうに渡った時点で、
3だとこっち側で小鳥ちゃんが食べられてしまうので
もう1しかない。

で、オオカミ2頭で渡って1頭帰ってくるからこうなる。

▲○│┌┐ │▲
 ○|└┘ │▲
 ○|   │

次はもうさっきと同様に考えれば
小鳥2羽で行く以外に選択肢はないから、
渡った時点で

▲○│ ┌┐│▲○
  | └┘│▲○
  |   │

次に誰が帰るかだけど、
オオカミだけ(あるいはオオカミ2頭)で帰るとこっち側の小鳥が、
小鳥だけ(あるいは小鳥2羽)で帰ると向こう岸の小鳥が食べられてしまうから
オオカミ + 小鳥でこっち側に帰るしかない。

▲○│┌┐ │▲○
▲○|└┘ │
  |   │

もうここまできたらすぐだ。
小鳥2羽を向こう側へ渡して、

▲ │ ┌┐│▲○
▲ | └┘│ ○
  |   │ ○

あとはオオカミが戻って行って戻って行ってすれば

  │ ┌┐│▲○
  | └┘│▲○
  |   │▲○

ナゾ解明!

解答その2

まずオオカミが1往復半で
3頭全部向こう岸にわたる。

 ○│ ┌┐│▲
 ○| └┘│▲
 ○|   │▲

小鳥は飛んで行く。

  │ ┌┐│▲○
  | └┘│▲○
  |   │▲○

ナゾ解明!

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2 Responses to “「レイトン教授と不思議な町」体験版の問題の考え方”

  • 2007/02/19 12:00

    この鳥さんは危機感が全くないですよね。
    食べられる前に逃げれば良いのに。

  • 2007/02/19 22:04

    > ヌフムヨさん
    そうなんですよね。まったく危機感ない絵になっているのも、そこんとこの説明というか理由付けというかじゃないかと。