The Art of Innovationがいかに読者から愛されているか

確かにIDEOは発想する会社なのだが、
このタイトルがついているために
会社関係じゃない人の目を
遠ざけてしまっているのではないだろうか。
だとしたら実にもったいない。

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

 トム・ケリー(著) ジョナサン・リットマン(著)
 鈴木 主税 (翻訳) 秀岡 尚子 (翻訳)

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世界トップのデザイン・ファーム”IDEO” が
いかにして斬新なアイデアを世に送り出しているかを語った一冊だ。
IDEOはプロダクト・デザインの会社だが、
ここで語られているやり方や考え方は
あらゆる分野で活かすことができる。
会社勤めだろうが経営者だろうが学生だろうが主婦だろうが隠居だろうが
この本からは確実にイノベーションのヒントが得られるだろう。
現状が完璧なので、もう何も変えなくていい
と断言できる人以外はすぐにでも読むことをお勧めする。
これを読んだ人が
いかにこの本を気に入っているかがわかる数字がある。
アマゾンマーケットプレイスでの価格だ。
これを書いている時点で、
定価2,625円に対して
マーケットプレイスでの最安値が2,000円。
初版発行は2002年7月31日で
もう4年以上経っているのに
ほとんど値が下がっていない。
売りに出す人があまりいないからだ。
確かにこの本は売りたくない。
これからもうちの本棚を生き抜くことだろう。
マーケットプレイス指数」(いま思いついた用語)を
(マーケットプレイスでの最安値×初版発行からの経過年数)/定価
とすると、
この本のマーケットプレイス指数は3.42ぐらい。
他と比べてみたら面白いかもしれない。

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